top of page
執筆者の写真tomo326choukin

自宅でできるシルバーアクセサリーのお手入れ方法


毎日の暮らしで指や耳、首元などを彩るシルバーアクセサリー。

いつも使っているとやはり服といっしょでシルバーも汚れがたまります。

汚れも変色も「あじ」ととらえる事もありますが、あの新品の時の輝きをもう一度手に入れたいとお考えであれば洗浄をお勧めします。

今回は自宅にあるもので簡単にクリーニングする仕方についてお伝えできればと思います。





蜜ろう彫金教室では主にシルバー925を使用し作品を作っています。

今回はシルバー925を例に自宅で簡単にできるお手入れ方法を紹介します。

画像にあるメンテナンス用品は実際にアトリエで使っているものです。

尚、この洗浄方法は柔らかい宝石やパール、サンゴなどのついているシルバー製品には向きませんのでご注意ください。


シルバー925とは…

割金に銅のみを使用したシルバー、通称スターリングシルバー、

シルバーに銅が0.75%混ざることで地金としての強度、耐久性が上がります。



もくじ





【定期的な清掃】

専用のシルバ-磨きクロス(研磨剤の入っていないもの)を使用して軽く拭くことで、指紋や軽いくすみを取り除けます。この方法は日常的なお手入れに適しています。




【付着汚れの洗浄】


①皮脂汚れ、埃カスなどの肉眼で確認できる汚れは柔らかいブラシ(歯ブラシ)を中性洗剤を少量入れた水に付けながらやさしく泡立てて洗います。

細部に汚れはたまりやすいので入念に裏表としっかり洗浄します。

なるべく明るい照明のあるところでやりましょう。


水洗いで落ちないしつこい汚れの場合、直接シルバーを鍋に入れ熱湯で煮たり、洗剤を少量入れた熱湯の中につけ置いたりなどしてよごれを除去します。

重曹で軽くこするなど、アルコールやシンナーでふき取ることも洗浄方法としてあります。


慎重にやさしく洗うということ忘れずに行ってください。


②水道水でしっかり濯ぎます。


③柔らかい布やティッシュで水気を取り、ドライヤーで完全に乾かして洗浄終了です。





【シルバー磨き剤の使用】

重いくすみや黒ずみがある場合、専用のシルバー磨き剤を使用して磨くことができます。


①シルバー磨き剤を少量布に付け、アクセサリーを優しく磨きます。磨く際は力を入れずに軽くこするようにしましょう。


②磨いた後、磨き剤を水で洗い流し、しっかりと乾かします。


③最後に、柔らかい布で優しく拭いて仕上げます。


【注意点】

シルバーアクセサリーには、宝石やパールなどがついている場合があります。これらの部分は磨き剤などがダメージを与えることがあるため、気をつけて磨くことが重要です。

金メッキやロジウムメッキされたシルバーアクセサリーの場合、磨き剤を使用するとメッキが剥がれる可能性があるため、注意が必要です。




【硫化による金属色変化の洗浄】


シルバーが茶色や黒くなっていくことを硫化といいます。


①シルバーが硫化してしまったら、市販で売られている『スピーディップ』という洗浄材を用意します。『スピーディップ』とは強力な銀専用の硫化物除去クリーナーです。使うときは皮膚に直接触れないよう注意して換気の良い場所で行ってください。


②硫化した作品を割りばしやプラスチック製のピンセットで挟んで

『スピーディップ』に数秒間漬け込みます。

 

③硫化した部分が白くなったらスピーディップから引き上げます。


④水道水でよく濯ぎます。


⑤柔らかい布やティッシュで水気を取り、ドライヤーで完全に乾かして洗浄終了です。





【保管方法】

シルバーアクセサリーは空気中の硫黄化合物と反応してくすむことがあります。非使用時にはジュエリーボックスなどの密閉された場所に保管し、湿気を避けるようにしましょう。

長期保管する場合はたまに蓋を開けて箱の中の空気を入れ替えてください。


シルバーアクセサリーのお手入れは、アイテムの種類や状態に合わせて行うことが大切です。必要に応じて専門家のアドバイスを得ることもおすすめです。





【まとめ】


シルバーは日ごろから定期的にメンテナンスしていくとシルバーの劣化を防ぎ、輝きを維持することに繋がります。

久しぶりにジュエリーボックスを開けたら、すごいことになっていても焦らず、上記に記載した洗浄方法を試してみてください。でもそんな時間がない!うまく洗浄できないという方もいらっしゃると思います。そんな時はお気軽に蜜ろう彫金教室までご相談ください。





閲覧数:42回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page