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執筆者の写真tomo326choukin

Mitsuro Hikime Wax Sculpting School ~part 2~

~後編~ 【彫金講座】


イギリスから来日されたお2人が作ったミツローがシルバーで手元に戻ってきました。

ドキドキの再会です。



戻ってきた作品にはまだ湯道が残っていて真っ白な色をしています。

レッスン7からは彫金(地金の仕上げ)の教室になります。

彫金用の作業机に移動して、普段プロのクラフトマンが使っている道具を使用し制作を開始します。



最初に造形的に余分な湯道を糸鋸やニッパーで取り除きます。

この時、作品本体やひき目にキズが付かないように注意しながら行います。

お2人とも普段から彫金の仕事をされているので、とても落ち着いて作業されていました。



レッスン8:

リューター(電動工具)や金やすりを使ってバリ(余分な部分)を取り除いていきます。

しっかりと鋳肌を整理していくことによってぐっと完成度が上がっていきます。

ひき目の整理はカスタムした工具を使い丁寧に仕上げていきます。



サンドブラストマシーンを使って作品全体を程よく荒らします。

鋳肌が整うことでより繊細なひき目が際立っていきます。



レッスン9:

全ての下処理が完了したら色上げ工程に入ります。

作品を白色にするか黒色にするか選びます。

白色にするか黒色にするかで作業工程が変わっていきます。

お2人は白色をチョイスされたので白色の色上げ工程を受講されました。



レッスン10:

色上げが終わったら作品の磨きに入ります。

磨き専用のヘラを使ってひき目に光を与えていきます。

強弱をつけて立体感を意識してデッサンをするかのようにヘラを動かします。



画像手前の2点は完成まで仕上げることができました。

残りの作品はご自身のアトリエで仕上げることになります。


お2人ともとてもユニークで美しい作品ができあがりました!




講評会をして、最後に講師陣と記念撮影をしました。

笑顔と感動の涙の中とても充実した素晴らしい時間を過ごすことができたと、お2人からの感想をいただきました。




p.s.


このようなかたちで外国の方と教室をすることは初めてだったので、実際のところうまく説明できるか不安でした。

お2人のうちお1人が日本人の方でしたので、とても言語の面で助けていただきました。

本当にありがとうございました。

途中、お2人の作品を見せていただき、新たな世界観に刺激をうけ感銘いたしました。

今後のご活躍を期待しています!




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