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日本ミツバチの巣から蜜蝋を抽出する (蒸し編)

執筆者の写真: tomo326choukintomo326choukin

*ミツバチの巣を蒸して蜜蝋を抽出する*


ミツバチの巣(ハチミツやハチの子なのど取り除いたもの)を抽出したい蜜蝋の重さ分用意する。今回は日本ミツバチの巣を用意した。











ミツバチの巣を細かく割り砕き重さを測る。                         今回は300gを用意。












鍋に水を張り(ザルと水面は接しないよう注意する)、ガスコンロにセットする。                     ザルにガーゼをセットし、その中に細かくした巣を入れる











蓋ができるよう入れすぎなよう注意してガーゼで全体をくるむ。













鍋に蓋をして、ガスコンロの火をつけ水が沸騰するまで待つ。湯気が出てきて蒸されていることを確認し、蜜蝋が流れ出るまで煮る。











蜜蝋がザルから流れ落ちてきたら、ときどき箸などでまぜ、均一に蜜蝋がザルから流れ出るよう調整する。












蜜蝋を抽出できたらザルを引き上げ、蜜蝋が固まるまで冷やす。蜜蝋の下に溜まった液体を捨て、蜜蝋を取り出す。












取り出した蜜蝋にはまだ不純物が混じっているため、綺麗な鍋に移し替え火にかけ沸騰しないよう注意しながら全体を均一に溶かす。











ザルにガーゼをセットし溶けた蜜蝋をシリコン製の容器にこしていく。(取っ手のついた鍋やザルだと一人でも作業しやすいのでお勧め)











冷めていくと徐々に蜜蝋が固まる。不純物が混じっていないことを確認し(不純物が混じっている場合は⑦⑧を繰り返す)冷蔵庫で完全に冷やし丸1日以上寝かす。                  素材としての蜜蝋の完成。                  300gのミツバチの巣から113gの蜜蝋が抽出できた。









~今回、蒸して蜜蝋を抽出してみた感想~


抽出したての蜜蝋は発色の高い(蛍光色に近い)レモンイエローで、時間がたつにつれて落ち着いたハニーイエローに変わっていく過程がとても興味深かった。

蜜蝋を蒸すとはちみつと動物臭が混ざったような独特の刺激臭がした。

屋外など換気のよいところでの作業をしたほうがよい。

はたしてこの日本ミツバチの巣から抽出した蜜蝋と松ヤニを混ぜてどんな造形を作ることができるのか期待が高まる。

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