top of page

『ひき目』が綺麗にでる『ミツロー』を作ってみる('ω')

執筆者の写真: tomo326choukintomo326choukin


①まずはじめにミツロー造形に適した蜜蝋と松脂を用意します。












②蜜蝋と松脂を鍋でコトコト弱火で煮ていくと、徐々に溶け合っていきます。

この時、焦げないよう極力弱火で綺麗な飴色になるまでじっくりと溶かします。

プチプチと空気が弾ける小気味良い音がしてきます。



煙と臭いが強いので換気のよいところで作業しましょう。




きれいに溶けあってきたら割箸などで全体的に静かにまぜ、その後焦げないようたまにかき混ぜながら全体に均等に混ぜ合わさるまで10分~1時間程度煮続けます。



ミツローは油と同じで高温になると発火します。火加減には十分気を付けてください。



④完全に溶け合ったら水を張ったタライにゆっくりと流し込み、冷まして素材としてのミツロー*ができあがります。

(流し込む際ガーゼなどで濾すとよりきめ細かいミツローになります。)



*ここでは蜜蝋と松脂を溶かし合わせたものを『ミツロー』と称します。





⑤完全に冷めたらハンマーなどで割って使いやすい大きさにして冷蔵庫などで保存します。

1日から1週間ほど寝かすとより造形しやすいミツローになります。


火が強すぎたり長く煮すぎるとパサついて枯れた感じになります。逆に煮る時間が少なかったり松脂が足りないと可塑性がなくテクスチャが出しずらくなりますので注意しましょう。






蜜ろう彫金教室では、このような工程で調合されたミツローを使って造形作品を作ることができます。

もっと詳しく知りたいやってみたいという方は、ぜひ蜜ろう彫金教室で体験してみてください(*^^*)





閲覧数:110回2件のコメント

最新記事

すべて表示

2 Comments


tomo326choukin
tomo326choukin
Nov 21, 2022

コメントありがとうございます!

ブログの内容がお役にたててとても嬉しいです。

初めまして、蜜ろう彫金教室のスタッフです。

蜜ろう彫金教室は日本の東京都立川市というところにあります。

より当教室の詳細について、ご関心をお持ちでしたらホームページ

https://www.tomo326choukin.tokyo/

のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

宜しくお願いいたします。


Like

info
Nov 19, 2022

イギリスからこんにちは。イギリスと日本のハーフです。ジュエリーのデザイナとして勤めてます。いつか日本でミツロウ彫金を学びたいと思ってます。日本の美術と文化に興味があります。彫金教室は日本のどこにありますか?

蜜蝋と松脂の比率はどれくらいですか?ブログはとても役に立ちます。ありがとうございます!


Like
bottom of page